●ケルビンの定義と温度目盛
熱力学温度の単位ケルビン (K) は、「水の三重点の熱力学温度の1/273.16倍である」と定義されています。国際温度目盛は、この定義に基づいて熱力学温度を測定した結果に一致するように作られた温度目盛であり、物質の相転移などを利用した温度定点(定義定点)と、数種類の安定な温度計を利用して定義されています。1927年に最初の国際温度目盛が定められ、その後温度範囲の拡大と精度向上のために改訂が重ねられ、現在は1990年国際温度目盛 (ITS-90) が使われています。単位「℃」で表されるセルシウス温度の数値は、単位「K」で表される熱力学温度の数値から273.15を引いたものです。

1990年国際温度目盛(ITS-90)の定義定点と補間温度計
●水の三重点の実現
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水の状態図(左の図):水の固相(氷)、液相(水)、気相(水蒸気)の三相が共存する状態を水の三重点という。
水の三重点セル(中央の図、右の写真):水の三重点を実現するためのガラス製密封セル。三相が接する部分の温度が273.16 K となる。 |
●補間温度計

白金抵抗温度計 |

白金抵抗温度計の感温部 |

放射温度計 |

3He蒸気圧温度計 |