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無響室

産業技術総合研究所 計測標準研究部門には、大小2つの無響室があります。

音響精密計測の研究、実験に使用しています。
 標準マイクロホンの音場校正技術の研究 (大無響室)
 音の大きさに関する人間の感覚 (ラウドネス)の測定 (大無響室)

無響室の構造:音の精密な計測の妨げとなる騒音や反射音をできる限り小さくするように設計されています。
 音の反射を防ぐために、底床、天井、壁にグラスウール製の吸音くさびが取り付けられています。
 音が反射せずに通り抜けるように、人の歩く床はピアノ線を編んだ網床としています。
 外部からの騒音を入れないように、大きなコンクリートの建物に覆われた二重構造としています(大無響室)
 地面からの振動を遮断するため、鉄骨で組んだ無響室全体を防振ゴムで浮かせてあります。(大無響室)

大無響室大無響室の内部

名称内部寸法(m)くさびのカットオフ周波数
 大無響室 9.5W×8.0D×7.2H(床上5.6H) 40Hz以下
 小無響室 5.4W×3.8D×4.6H(床上3.7H) 85Hz以下


残響室

残響室は,無響室とは音響的に正反対の部屋で,その壁は音の吸収がないように固い材料で覆われています。 残響室の内部で音を出すと音のエネルギーが均一に広がります。 また音を切った後でもしばらく音が鳴り響いています。 残響室は音源のパワーレベルの計測や吸音・遮音材料の評価などのために使用します。 産業技術総合研究所には,コンクリート打ち放しで直方体の形状をした整形残響室と,御影石で覆い,かつ相対する壁は平行でない不整形残響室があります。

名称 容積(m3)  総面積(m2) 残響時間(秒) at 1kHz
整形残響室76051011
不整形残響室35030510