高周波電力標準 
10 MHzから110
GHzの周波数範囲における高周波電力標準の開発と供給を行っています。
高周波パワーメータおよび高周波電圧計に対して標準供給を行っています。
| 校正対象 | コネクタの形状 | レベル | 周波数範囲 | 相対拡張不確かさ (k=2) |
校正の種類 |
| 高周波電圧 | PC-14, Type N | 0.5 V | 0.01 - 1 GHz | 0.3 - 1.4 % | jcss |
| 高周波電力(絶対電力) | Type N | 1 mW | 0.05 GHz | 0.42 % | 依頼試験 |
| 高周波電力(校正係数) | PC-7, Type N | 1, 10 mW | 0.01 - 18 GHz | 0.34 - 1.6 % | jcss, 依頼試験 |
| 高周波電力(校正係数) | PC-3.5 | 1 mW | 0.05 - 33 GHz | 0.8 - 2.3 % | 依頼試験 |
| 高周波電力(校正係数) | PC-2.9 | 1, 10 mW | 0.01 - 40 GHz | 0.6 - 2.4 % | jcss |
| 高周波電力(校正係数) | PC-2.4 | 1 mW | 1 - 50 GHz | 1.0 - 3.1 % | 依頼試験 |
| 高周波電力(校正係数) | WR-90 | 10 mW | 10 GHz | 0.8 % | 依頼試験 |
| 高周波電力(校正係数) | WR-15 | 1 mW | 50 - 75 GHz | 1.5 - 3.0 % | 依頼試験 |
| 高周波電力(校正係数) | WR-10 | 0.1 mW | 75 - 110 GHz | 1.5 - 3.5 % | 依頼試験 |

直流回路では一般的に電圧(もしくは電流)で回路の状態を記述しますが、高周波回路では回路の各点において大きさが異なるので電圧は取り扱いにくい量となります。そこで、減衰や反射が無ければ伝送線路上を一様に流れる電力が、高周波回路の状態を表す基本量として重要となります。

高周波電力はカロリメータを国家標準器としています。カロリメータとは、入射した高周波を負荷で吸収することで熱に変換し、それと等価の熱を発生する直流電力を参照して高周波電力を測定する装置です。下にその概略図と写真を示しました。カロリメータの内部では、伝送線路の終端に取り付けられた負荷の温度上昇をペルチェ素子で検出し、入射した高周波による温度上昇と、直流のヒーターによる温度上昇を比較しています。
NMIJのカロリメータには以下の特徴があります。

カロリメータの概略図

7
mm同軸カロリメータの写真