計量標準総合センター : National Metrology Insutitute of Japan (NMIJ)

時間周波数科
赤松さん
材料物性科
阿部さん
電磁波計測科
岸川さん
量子放射科
清水さん
温度湿度科
山口さん
音響振動科
野里さん
力学計測科
飯泉さん


PROFILE
阿部 陽香さん
Haruka ABE
計測標準研究部門 材料物性科 
熱物性標準研究室
入所年 2007 年

この仕事を全うしたい! そう思うことができる「人と環境」

研究内容

「比熱容量標準・標準物質の開発」

 計測標準を研究する醍醐味を、笑顔で語ってくれた阿部さん。

 「日本の産業や国民の生活の基盤を支えるとともに、科学技術の発展にも必要な研究であるため、 その活用範囲の幅広さに重要性と魅力を感じる。産業・科学技術との連携を推進するための知的基盤部会や各標準分野で 運営しているNMIJ 計測クラブなど、世の中のニーズを得る機会も豊富にあるので、本当に役に立つ研究を進めていくことができる。 また標準分野には、国際比較や、各国の校正・測定能力を登録するシステムがあり、国際的な測定量の信頼性確保に携われることも、 他の研究分野にはない特徴。日本を代表して行う研究につながる分野なので、責任も重大だがその分やりがいがあると思う。」

 阿部さんの研究テーマは、比熱容量。比熱容量(J K-1 kg-1 )は、熱膨張率、熱伝導率、熱拡散率とともに、物質の熱的性質を 表わす重要な物性値のひとつ。
 特に近年では、蓄熱材や断熱材など省エネルギーや地球温暖化対策、低炭素化社会実現のために注目されている材料評価に必要な 物性値であることから、正確な値が求められている。
 そのためNMIJでは、温度50 K 〜 1600 Kという広範囲にわたり比熱容量標準を整備するとともに、 測定装置の性能評価や基準となる物質との比較により測定値を求める比較測定法に対応できるよう、 比熱容量標準物質の開発を進めているという。

 材料とひとことで言っても、様々な材料がある。
 特に、新しい材料はどんな性質を示すのかを知りたい人が多い。
 こうしたニーズが多いという点も、現在の業務にやりがいを感じることにつながっている。
 また産総研は、自分に課せられた研究だけでなく、プラスαで自分のやりたい研究もできる。
 さらに企業や大学との連携プロジェクトもあるので、一人ではできないことができることにもやりがいがあるから、 研究生活は充実しているという。
 私生活では、2 歳と4 歳の子を持つ母でもある阿部さん。
仕事と子育ての両立は、子の急な体調不良や保育所の預かり時間の制限などがあり大変ではある。
しかし、子の看護のための特別休暇が取得できることや、産総研内に、一時預り保育所があることが大きな力になっているという。

 「子どもがまだ小さいので大変な事もあるだろうけれど、研究はずっと続けていきたい。 産総研は、保育支援制度が充実しており、周囲の方たちもあたたかい目で見て下さるので、女性の研究者にとっては非常に働きやすい。 この仕事を退職するその日まで、やり遂げたい。」

「目に見えないもの」を測るということ命に係わる研究だからこそ、地道な努力が必要

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