計量標準総合センター : National Metrology Insutitute of Japan (NMIJ)

時間周波数科
赤松さん
材料物性科
阿部さん
電磁波計測科
岸川さん
量子放射科
清水さん
温度湿度科
山口さん
音響振動科
野里さん
力学計測科
飯泉さん


PROFILE
飯泉 英昭さん
Hideaki IIZUMI
計測標準研究部門 力学計測科 
圧力真空標準研究室
入所年 2012 年

期待が不安を上回る、新分野の可能性

研究内容

「気体高圧力標準の開発」

 「大学での研究を、就職後も続けたいと思う人が多いかもしれません。でも異なる分野に進むことは、 今まで学んできた知識をさらに新しい分野に取り入れて発展させる面白さがあります。」

 飯泉さんは、就職して新しい研究分野へ挑戦することに、不安よりも期待感の方が大きかったという。

 入所に際しては、修士卒採用で早いうちから計測標準の専門家として歩むことができる点も魅力だった。
計測標準は、世界各国で研究開発が行われているが、国内では産総研にしかない研究分野であり、日本の知的基盤となる重要な研究である。

 大学で行っていた基礎研究と比べ、研究内容が社会・産業に近く、研究成果により直接社会に貢献できることも、 入所を決めた大きな理由だった。

 現在の研究テーマは、気体高圧力標準の開発。
気象観測における大気圧測定や製造現場での流体監視など、社会・産業の様々な分野で行われている圧力測定の 信頼性を確保するため、産総研では圧力計を校正する際の基準となる圧力標準の開発・維持・供給を行っている。

 その中でも、クリーンエネルギー利用の観点から普及が進められている燃料電池自動車関連の開発などで行われる 気体高圧力測定の信頼性確保に貢献するため、大気圧よりもはるかに高い、100 MPa(約1000 気圧)までの 気体高圧力の国家標準を開発している。

 入所2 年目には、初めて研究成果を発表する機会を得た。
 計測標準の研究内容は学会だけでなく産業界に対して発表することも多く、そういった研究発表の場で重要性を理解してもらえたり、 興味を持ってもらえたりした時は大きな達成感があるという。

 また、産総研で整備した日本の国家標準について他国の国家標準と比較する国際比較など、国際的な活動も行っている。

 日本の国家標準の国際的な整合性を国際比較により確認することで、国内産業の国際競争力向上のための 基盤整備にもつながる。

 計測標準に関する国際的な活動を日本の代表として行うのは、責任感もあり、やりがいを感じるという飯泉さん。

 「今後は、自分の研究で社会のここがよくなった、ここに貢献したと言えるような研究をしたい。」

 飯泉さんの未来には、社会全体の明るい未来が映されているのだろう。
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