計量標準総合センター : National Metrology Institute of Japan (NMIJ)

基本単位の標準 ( 時 間 )

秒の定義の変遷

 時間の単位である秒は、初め地球の自転による定義が用いられましたが、地球の自転には季節変動や経度変動などがあるので、1956年には地球の公転に基づく定義に変更されました。その後、さらに高い精度を出せる原子周波数標準の研究が進み、1967年にはセシウム原子の固有の周期に基づく秒の定義が第13回国際度量衡総会において採択されました。

秒の定義の変遷

時刻の国際比較と保持

 時刻を国際的に比較して、時刻を正確に保持するために、各国では、電波を使った色々な方法で時刻比較を行っています。これらのデータは各国から国際度量衡局に送られ、それを基に国際原子時が作られています。当所では、GPS衛星を使って1億分の1秒(〜10 ns)の時刻比較測定を行っており、国際原子時の作成に貢献しています。

時刻の国際比較と保持


秒の定義: 秒は、セシウム 133 の原子の基底状態の二つの超微細構造準位の間の遷移に対応する放射の周期の9 192 631 770 倍の継続時間である。
(第13回CGPM, 1967-1968)
秒の定義の補則: この定義は温度0 Kのもとで静止した状態にあるセシウム原子に基準を置いている。(CIPM,1997)