クラブ長 計測標準研究部門 計量標準システム科 松岡 聡

4回計量器ソフトウェアクラブ研究会のご案内  (欧州計量器認証制度の最新研究プロジェクト紹介)

4回計量器ソフトウェアクラブを以下の要領で開催します。今回は現在、産総研に卓越研究員として招聘中のドイツ物理工学研究所PTBワーキンググループ8.54リーダーの Daniel Peters博士をお招きして法定計量についてのブロックチェーン技術の研究プロジェクトおよびEuropean Metrology Cloudプロジェクトについての招待講演をお願いしています。欧州にて現在進行中の研究プロジェクトについて説明していただける貴重な機会ですので、ぜひご参加ください。なおこれらの講演につきましては日本語逐次通訳で行われる予定です。

 

参加を希望する方は、こちらから研究会参加登録お願いします。参加費は無料です。

なお、原則として参加者希望の方は、こちらからNMIJ計量器ソフトウェアクラブにも御登録ください(すでに登録されている方は必要ございません)

日時:

 

2019416()13:30-17:00

場所:

 

産総研臨海副都心センター別館11(別館1階にて受付を行います)

 

プログラム

13:00

受付開始

13:3013:45

物質計測標準研究部門計量標準基盤研究グループ 計量器ソフトウェアクラブ長 松岡聡

公開鍵基盤(PKI)入門 (日本語)

招待講演の前に簡単に公開鍵基盤の解説を行います

13:4515:15

招待講演1PTB Daniel Peters博士

法定計量についてのブロックチェーンの初歩 (日本語逐次通訳)

15:15-15:20

質疑応答

15:2015:35

休憩

15:3516:50

招待講演2PTB Daniel Peters博士

 

European Metrology Cloud プロジェクト(日本語逐次通訳)

16:50-17:00

質疑応答

17:00

閉会

 

Daniel Peters 博士の略歴

2017: ベルリン工科大学にて「通信における情報セキュリティ」についてPhD取得

2017~現在: ドイツ物理工学研究所PTBワーキンググループ8.54グループリーダー

ワーキンググループ8.54では、組込み計量システムのためのITセキュリティの研究に重点的に取り組んでいて、法定計量業務を実施しているすべてのワーキンググループのソフトウェア認証についての支援を行っている。特に、研究のトピックは効率的な技術開発の基礎分野にある。主要な業務は必要とされるテスト環境の開発と適用、継続的な開発運用である。

 

招待講演の概要は次の通りです:

法定計量についてのブロックチェーンの初歩

様々な領域で将来有望な技術であるブロックチェーンについて説明します。ブロックチェーンは、暗号通貨ビットコインとともに目に留まるようになりました。暗号通貨においてブロックチェーンは、共有台帳(すべての取引の公開リスト)を維持管理するために使用されます。このような暗号通貨をはじめとする金融サービスにおいてブロックチェーンを用いることはまだ第一段階Phase 1.0に過ぎません。第二段階Phase 2.0はスマートコントラクトのインテグレーション、第三段階Phase 3.0では自律分散型組織DAOに焦点が当てられます。DAOによって、スマートコントラクトが効率的に実装されます。将来的には、DAOを用いることで、公共サービスの向上がはかられることが期待されています。この講演では、ブロックチェーンの基本をまず説明します。続いて、法定計量に関連する計量器のためのPhase 2.0 3.0 の応用を説明します。また、法定計量への有望な応用について議論します。例えば、ソフトウェアの更新や他の変更や機能不良のログをとるための分散型オーディット・トレイル(データ処理の内容を追跡調査できる記録)、スマートコントラクトによる法的に監督されたソフトウェア更新機構の完全自動化、および公開鍵基盤PKIの代替手段などの応用が考えられます。

(注釈)

スマートコントラクト・・・二者が第三者を介さずにコントラクト(契約)を行うための枠組み

自律分散型組織DAO・・・スマートコントラクトを活用する組織

公開鍵基盤PKI・・・公開鍵暗号を信頼できる形で使用するための社会基盤。認証局が公開鍵暗号のユーザーに電子証明書を発行する。

Gentle Introduction to Blockchain Technology in Legal Metrology

Blockchain technology has become a promising approach in many domains. It first came up with the cryptocurrency Bitcoin, where it is used to maintain a distributed ledger, a public list of all transactions. It is assumed that the use of a blockchain as a cryptocurrency, or in general for financial services, was just the first stage, called Phase 1.0. The second phase began with the integration of smart contracts. In Phase 3.0, the focus lies on decentralized autonomous organizations (DAOs), which efficiently implement smart contracts. In the future, it is assumed, that by the use of DAOs many benefits for the public sector emerge. In this talk, blockchain basics are explained, before applications of Phase 2.0 and 3.0 are analysed for measuring instruments under legal control. Promising areas of application in legal metrology are discussed, e.g., a decentralized audit trail to log software updates or other changes and malfunctioning, the complete automation of the legally supervised update mechanism by smart contracts, and an alternative to public key infrastructures (PKI).

European Metrology Cloud プロジェク

法定計量の電子化への移行は、市場のグローバル化、飽くなき効率化、急激に高まりつつある消費者の要求などに応えるため、避けられないものとなっています。そのために、組み込みシステムやモノのインターネット(IoT)、クラウド・コンピューティング、ビッグデータやブロックチェーンと言った最新の技術を用いることが見込まれています。法律に則ったシステム・アーキテクチャ、デジタル・サービスが求められているのはもちろんのこと、産業、認証機関、市場監査機関の三方にとって利益のある適切なインフラを整える必要があります。このことは、イノベーションへの障壁を取り去り、上に挙げたような技術を用いた製品を市場に送り出すためのコストと時間を減らすことで実現されます。この本講演では一つの電子的な質の高いインフラである『European Metrology Cloud』の開発に焦点を当てます。European Metrology Cloudは以下の3点について支援を行います。(i) 適合性評価および市場監視のプロセス、(ii) 標準的なシステム・アーキテクチャと新しい技術の開発、(iii) このインフラのためのデータに基づくサービス。これは、欧州委員会が構想する『デジタル・シングル・マーケット』を促進するものです。

European Metrology Cloud Project

While facing an increasingly globalized market place, the ever-increasing drive for efficiency and rapidly developing consumer demands make the successful digital transformation of Legal Metrology unavoidable. This will include the use of contemporary technologies, such as embedded systems, Internet of Things, Cloud Computing, Big-data and Blockchain Technology. There is a need for legally compatible system architectures, digital services and an appropriate infrastructure to benefit the industry, the notified bodies and the market surveillance authorities, by removing barriers to innovation and reducing costs and time to market for new products which use these technologies. This talk focuses on the development of a digital quality infrastructure; the “European Metrology Cloud”, designed to support the processes of conformity assessment and market surveillance and the development of reference architectures and new technology and data-driven services for this infrastructure, fostering the digital single market that the European Commission envisions.

 

2回計量器ソフトウェアクラブ研究会のご案内(終了しました)

 

第2回計量器ソフトウェアクラブ研究会を以下の要領で開催します(当クラブの趣旨はこちら)
参加費は無料です(ただし、懇親会参加者からは別途料金をいただきます)。

参加する方は、こちらから研究会参加登録してください。

なお、原則として参加者希望の方は、NMIJ計測クラブにも御登録ください(クラブ登録費用は無料です。こちらからクラブに登録ください)

 

 

日時:

2013318()午後

場所:

東京都立産業貿易センター浜松町館(東京都計量検定所隣、地図)

12会議室(地下1)

 

プログラム

司会:計量標準システム科 渡邊宏

13:15

受付開始

14:0014:05

連絡など

14:0515:05

計量標準システム科 松岡聡

OIML D31翻訳について、その他 

15:0515:35

招待講演:(株)エー・アンド・デイ 島田 郁男氏

指示計 AD-4350/51モジュール試験 レベルHソフトウエア試験について

15:3515:50

休憩

15:5016:50

招待講演:日本電気計器検定所  白石一成氏

電力量計の国際勧告(R46)におけるソフトウェア要求事項

 

懇親会:北の味紀行と地酒 北海道 浜松町世界貿易センタービル店(会費5000)

 

1回計量器ソフトウェアクラブ研究会のご案内(終了しました)

 

1回計量器ソフトウェアクラブ研究会をこちらの要領で開催いたします。
参加費は無料です(ただし、懇親会参加者からは別途料金をいただきます)。 参加登録が必要ですのでこちら から申し込んでください。第1回研究会はクラブ会員登録無しで参加可能ですが、ご興味がございましたら、 こちら から会員登録もお願い致します。

 

日時:

20101216()14:0017:15

場所:

産総研臨海副都心センター別館11階第1会議室

 

プログラム

司会:計量標準システム科 渡邊宏

14:00-14:10

挨拶

研究コーディネータ標準・計測担当 田中充

14:10-15:00

計量器ソフトウェア認証のこれまでの活動

 

 

計量標準システム科 松岡聡

15:00-16:00

招待講演 自動計量機のEU型式承認作業を振り返って 〜ソフトウェア技術要件への課題〜

 

株式会社イシダ 名原英樹 氏

16:00-16:15

休憩

16:15-17:15

招待講演 次世代ガスメータリングシステム及びそのソフトウェアについて

 

東京ガス株式会社 湯浅健一郎 氏

17:30-18:30

懇親会(テレコムセンターWEST5Fアイハウス、会費3000円)




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